【緊急】子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業

全国の学校関係者(小学校・中学校・義務教育学校・中等教育学校・高等学校・特別支援学校)向けのご案内となります。

教職員の方はもちろんですが、PTAや保護者・地域関係者・児童・生徒さんなどから学校側へご紹介いただいても結構です。

2022520日付で文化庁より本事業についての第2次募集内容が発表されました
第2次募集の締切は6/30です。

本ページでは以下、
毎年行われている「文化芸術による子供育成総合事業」を【通常事業】、
今回の「子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業」を【緊急事業】
と表記します。

本緊急事業は、新型コロナウイルスの影響により、学校での芸術鑑賞の機会が失われた学校に対して、今年度限定で臨時に設けられた事業です。

概ね、通常事業に準ずる内容となりますが、当方に関する芸術家の派遣事業とは以下の点が異なります。

  • 派遣回数は原則1回となります(特例により6回まで可能)。

  • 実施期間が第1次募集20224月18日~2022年7月31日(募集終了)、第2次募集:2022年8月1日~2023228日(2022年5月募集予定となります。

  • 通常の事業では教委等を通しますが、緊急事業で募集期間が短いため、文化庁側事務局へ直接提出で申請完了が出来ます。

2022年度(令和4年度)第2次募集について

2022年度(令和4年度)第1次募集について(終了)

子供のための文化芸術鑑賞・体験再興事業とは?

新型コロナウイルス感染症の影響により、子供たちへ文化芸術の鑑賞・体験をさせる機 会が失われてきましたが、その機会を再興するため、小学校・中学校・高等学校等におい て、文化芸術団体のプログラムを提供し公演を実施するほか、小学校・中学校・高等学校 等が希望する文化芸術団体等との鑑賞・体験教室を開催する場合の支援を目的とします。

(以上、募集要項より)

毎年実施されている文化芸術による子供総合育成事業代表・藤平が毎年派遣されており、本事業は、新型コロナ対策による緊急事業という位置づけとなります。

例年の子供総合育成事業の詳細については、文化庁サイト内「文化芸術による子供育成総合事業」、または、「文化芸術による子供育成総合事業」専用サイトをご覧ください。

イメージを知りたい方へ

メディア等で紹介されていますので、Mediaページをご覧ください。Mediaページ内の[文]マークの記事が、文化庁関連事業で派遣されたものです。

【ご注意】代表・藤平が担当しているのは「文化芸術による子供総合育成事業 」の中の「芸術家の派遣事業」です。競争率の高い楽団・劇団などの公演は同事業内の「巡回公演事業」で、別事業となります。学校関係者の多くは巡回公演事業をイメージされる方が多いので、ご留意ください。

どんな内容?

  • どこに来てくれますか?・・・小学校~高校(小学校・中学校・義務教育学校・中等教育学校・高等学校・特別支援学校)であれば、公立・私立問わず、全国どこでも派遣可能です。当方の拠点である栃木県・関東の他、東北地方への派遣実績もございます。

  • 費用はかかりますか?・・・講師・補助者にかかる謝金・交通費・宿泊費等はすべて文化庁負担となります。

  • どの時間が対象となりますか?・・・正課の授業であれば、音楽だけでなく、総合・必修クラブなどの授業でも活用可能です。(休日や放課後・部活動等は対象外です)

  • どんな内容が可能ですか?・・・管楽器や打楽器を用いた音楽に関する講話と体験が中心です。分野は、吹奏楽・マーチング・オーケストラなど多岐にわたる話題を提供可能です。音楽鑑賞と絡めたり、フラッグの体験を行ったり、合唱・合奏している曲に合わせたりと、学校ごとのカリキュラムに合わせて企画することも可能です。

  • 時間や回数の制限はありますか?・・・この緊急事業では派遣回数が1回となりますが、三密回避などの理由により分散する場合は、最大6回まで可能となります。準備等の都合により、1日あたりの可能時間は1-2時限程度です。

  • 全校対象ですか?・・・いいえ、当方の場合は、概ねクラス単位で行うことが多いです(小規模校の場合は全校対象も可)。ですので、特定の学年のみを対象とするケースがほとんどです(小学生は内容的に概ね3年生以上を目安にしてください)。これは、普段触れない音楽分野に少しでも身近に触れたり、児童・生徒とのコミュニケーションを取ったりしやすくするための、当方の特徴でもあり、学校側としても時間割の調整負担を最小限に抑えることも可能となります。

  • 場所はどこで行いますか?・・・基本的には音楽室等にクラス毎に来てもらって、通常の雰囲気で授業を受けていただいています。ただし、身体を大きく動かす場合などは、体育館などを利用することもあります。

  • 何人で派遣されますか?・・・基本的には代表・藤平のみですが、内容や地域・時期によっては補助者を付けることがございます。本事業は最大5名までの補助者を付けることが可能です。

  • 派遣時期は決まっていますか?・・・第1次募集では4/18-7/31が派遣対象期間となっています。連続日程でも、飛び飛びでも可能です。申請段階で予め、当方と日程や旅程等を調整させていただきます。

  • 申請は誰が行いますか?・・・学校が申請主体となり、市町村教委を経由して文化庁に申請する形ですが、申請期間が非常にタイトなため、書類のひな形を当方である程度作成いたします。

  • 申請はいつ頃ですか?・・・締切は3/25です。タイトスケジュールのため、お早めにご相談ください。

  • 校内で説明・検討したいのですが・・・代表・藤平までお問い合わせいただければ、説明資料や事例集を作成・提供いたします。また、必要に応じて当方より、直接・お電話・リモート・メール等でのプレゼンや説明等もさせていただきます。

実施例

Mediaページにも、いくつかの事例が紹介されています。

【音楽・総合等の授業利用】

  • クラス別に授業1時限ずつ利用(初日3時限4-1、4時限4-2、2日目3時限5-1、4時限5-2・・・など)→時間割調整の負担を最小限にし、全校演奏会形式より身近に感じることが可能です。もちろん、複数クラス合同・学年別や、同一児童生徒に複数回実施も可。

  • 音楽室・多目的室・体育館等を利用(楽器等を留置、音響等を利用。)

  • 音楽関係のクラブがない学校・・・管楽器や打楽器の紹介を中心に構成。

  • 音楽関係のクラブがある学校・・・その学校にあまり無い音楽分野の紹介(マーチングやカラーガード、管弦楽等)や講話などを中心に構成。

  • 学校や児童生徒の実情に応じてカスタマイズ可。ご相談ください

例)小学校実施例(45分、以下の内容を織り交ぜて展開します)

  • イントロダクション(5分)

  • 楽器の紹介(20分) ※打楽器のみ・管楽器のみ・管打楽器・カラーガードなど、組み合わせは自由。

  • 校歌や音楽で利用している歌を講師演奏+児童生徒合唱合奏コラボ体験(15分) ※または鑑賞授業に代えることも可能。

  • リフレクション(5分)

【必修クラブ活動】

  • 授業内の必修クラブも対象(部活動は対象外)。音楽クラブや金管・吹奏楽クラブなど。

  • 指導可能分野:マーチングバンド・吹奏楽・金管バンド・鼓笛隊・フラッグ体験など

申請しよう!

申請スケジュールがタイトなため、ご検討と同時に代表・藤平までご連絡ください

ここで重要なのは以下の点です。

  • 派遣日程を決め打ちして申請しますので、学校行事と講師日程との調整が肝要となります。(採択後に学校都合で日程変更は可能ですが、講師都合では変更不可です。)

  • 当方の日程は先着順で埋まっていきますので、お早めに調整いたしましょう。

  • 授業内容については、各校の事情にある程度寄り添いながら策定いたしますので、当方との十分なやり取りが必要です。

  • 募集要項や様式・手引き等は、募集サイトにございます。【学校による提案型】【プログラム選択型】の2つのうち、当方は【学校による提案型】による申請となります。

  • 提出するのはExcel形式の様式1・2-1・2-2のみとなり、例年事業よりもかなり簡便となっております。

  • これらの内、様式2-1・2-1の大部分は当方で作成し、ご提供可能です。御校で入力が必要なのは、ほとんどの場合、様式1と様式2-1の一部のみです。

  • 様式が完成しましたら、3/25 23:59までに学校側から事務局に送信して申請完了となります。

【提出が終わったら】

提出した様式は、当方にもデータとしてお送りください

提出された様式は、事務局から内容の確認や一部修正を求められる場合がございます。様式が修正されましたら、当方にもご連絡ください。

ここまで来たら、お疲れ様でした! 申請作業は終了です。あとは採択を待つばかりです。採択連絡が来ましたら、当方にもご一報ください。(芸術家側には直接連絡は来ません)

採択されたら・・・

おめでとうございます! これで派遣が実施されることになります。

【派遣約1カ月前~2週間前】

この時期を目途に一度、具体的なお打ち合わせをさせていただきます。初派遣の近隣校の場合は直接お伺いいたします。その他の場合はお電話やメール等で対応いたします。

授業内容の確認はもちろんですが、施設や設備等に関して、主な確認事項が以下のようになります。

  • 実施会場の場所確認・・・特に音楽室は上方の階のことが多いので、その確認をさせていただきます。

  • 実施会場の占有時間・・・準備やリハーサル、撤収等が発生する場合、実施前は1~2時限、実施後は1時限程度、それぞれ会場を占有する形になりますので、ご配慮ください。

  • 空調の有無・・・音が外に漏れないよう、閉め切って行うケースが多いため、確認させていただきます。(ただし、三密防止による換気等の対策はもちろん最優先させていただきます)

  • 楽器・備品等の確認・・・内容によって、学校所有の楽器や備品をお借りすることがございます。

  • 内容によって使う可能性のある備品・・・CDプレーヤー、DVDプレーヤー、大型テレビorプロジェクタ(PC画面を表示する場合)、延長コード、ポータブルマイク、伴奏用CD・楽譜(児童生徒と歌ったり演奏したりする場合)、譜面台など。

  • 児童生徒の持ち物・・・内容により、リコーダー・鍵盤ハーモニカ・筆記用具等を持参していただく場合がございます。

  • 持ち込み機材の留置について・・・複数日開催で近接日程の場合、持ち込んだ機材を校内に留置させていただく場合があります。その場合の場所(音楽準備室など)を確認させていただきます。

  • 車で訪問の場合、駐車スペースの確認・・・楽器等を持ち込む場合は、できるだけ会場に近いスペースが確保できるとありがたいです。

  • 公共交通機関の場合、学校へのルート確認・・・最寄りの駅・バス停などから学校への送迎が発生する場合は、その段取りの確認をさせていただきます。

  • メディア等の対応・・・学校によっては、事前にメディアにお声掛けしている場合がございます。当方、取材等に関しては問題ございませんので、来訪が分かった時点でお知らせください。

  • 教委等の視察・・・教委等の視察が入る場合もございます。上記同様問題ございませんので、来訪が分かった時点でお知らせください。

  • 食事等の対応・・・当日、給食時間にかかるケースもございますが、食事提供については義務とはしておりません。学校の事情にお任せいたします。もし給食等の提供がある場合だけ、事前にお知らせいただければ幸いです。

当日は・・・

【来校時】

  • 実施時限の概ね1~2時限前を目途に来校いたします。

  • 来校しましたら、職員室へ一言ご挨拶いたします。

  • 楽器等の搬入は基本的に当方で行いますが、内容によっては多くの機材を上方階へ1人で運ぶこともございます。もしお手すきの職員等が居られましたら、少しお手伝いいただけると大変助かります。

  • 校長室でのご挨拶等は時間の許す限り対応させていただきますが、スケジュールによっては短時間で済ませる場合もございますので、ご容赦ください。

  • 搬入・ご挨拶等が完了しましたら、準備・リハに入ります。この時間帯は特に教職員の方の随行は必要ありません。設備や備品の使用に関して不明点等が出た場合は都度、職員室へお声掛けいたします。

【授業時】

  • 児童生徒の来室は、開始までに着席していれば問題ございません。特に業間休みや昼休み明けの授業で、かなり早く来室されるケースもございますが、開始時間までは休憩扱いとなりますので、慌てずにいつも通り来室してください。

  • 授業時の様子は適宜、写真を撮影しておいてください。文化庁への報告資料に添付する必要はございませんが、照会があった際に提示できるよう、お願いいたします。

【終了後】

  • その日の授業が終了しましたら、撤収または留置の作業をし、搬出の場合は機材を移動させます。搬入時同様、機材が多い場合はお手伝いいただけると助かります。

  • 全ての作業が終わりましたら、職員室へお声掛けいたします。

終わったら・・・

【実施報告】

【学校広報等での紹介】

  • 学校サイトの日誌やブログ、学校だより等で、授業実施について、ぜひ触れていただけるとありがたいです。他校への紹介時にも活用させていただきます。

通常事業について】

お疲れ様でした! ありがとうございました!