災害情報ボランティア

代表・藤平が直接・間接的に被災した際に、アクションを起こした記録です。

1998/8/25~ 那須豪雨

代表・藤平が、地域情報発信をするきっかけになった出来事であり、以後、災害情報ボランティアとして活動する端緒ともなっている。

1998年8月25日から日本列島を襲った平成10年台風第4号は、栃木県の北部に甚大な被害をもたらし、特に那須町では台風通過中の総雨量が1200mmを超える大豪雨となった。

小生は台風が直撃した際は、たまたま仕事で隣県の群馬県の山の中に籠っており、ほぼメディアに接することが無かったため、「雨がすごい」ぐらいの感覚しか持っていなかった。確か8/28頃だったかと思うが、栃木に帰ってくる帰途で東北自動車道・佐野SAで食事をしていた際に、TVの映像で初めて那須地域の大水害を知ったように記憶している。その映像は衝撃的で、確か那珂川だったかと思われるが、生きている牛が流されている映像が何度も流れていたのを覚えている。

帰宅後、当時運営していた個人サイトに設置していた掲示板(昔懐かしcgi掲示板)に、水害被害者支援の募金情報を載せた所、想像以上の反響があり、各所から「募金しました」「情報を他にも知らせました」という反応が続々届いたのである。

「あ、こういう情報の流れ方があるのか・・・」というのが初めの印象。

この少し前から、宇都宮の公共交通情報の発信を始めていたことなどもあり、その後、地域ポータルサイトや地域SNSなどに発展していく中、災害等の非常時には可能な限り、市民に必要な情報を外部から流通支援する、というアクティヴィティを確立していくこととなる。

2011/3/11~ 東日本大震災における災害情報ボランティア活動(関連団体含む)

■2011/3/11(金)

・地震発生

・地域SNS「e-とちぎどっとこむ」内に、栃木県内地震関連情報コミュニティを設置・運用開始。 http://e-tochigi.com/community/?bbs_id=1159

・e-とちぎ運営「とちった」に於いても、県内地域別Tweet閲覧可能。 http://www.tochitter.com/

■2011/3/12(土)

・インターネット放送システム「TwitCasting(ツイキャス)」において、栃木県内地震関連情報を個人的に音声放送。

(~3/13にかけて、断続的に4時間半。)

http://twitcasting.tv/fujipon1973/

・e-とちぎ、並びに、有志ボランティアによる、県域AMラジオ「CRT栃木放送」・県域テレビ「とちぎテレビ」のインターネット再配信をUstreamを利用して開始。

(栃木放送・とちぎテレビには承諾。地震関連放送のほとんどを再配信。栃木放送は~3/20、とちぎテレビは~3/18。)

http://www.ustream.tv/channel/e-tochigi-crt http://www.ustream.tv/channel/tochitter

■2011/3/13(日)

・Twitter上で「そのままRT→公式RT」利用を呼びかけを開始。

■2011/3/14(月)

・計画停電情報サイトへのアクセス過多に伴い、e-とちぎは、とちぎテレビから提供された県内停電情報をGoogleDocsにアップ、共有。

■2011/3/15(火)

・県内各社協によるボランティア活動が本格化。情報を集約・配信。

■2011/3/16(水)

・e-とちぎ碓氷事務局長、「そのガソリン、本当に必要ですか?」チラシを制作。

http://bit.ly/f8HYg0

・e-とちぎどっとこむ上で、県内避難所情報を集約・配信開始。

■2011/3/17(木)

・ガソリンスタンド整理券方式導入呼びかけ開始。

■2011/3/18(金)

・GS整理券の呼びかけサイトを制作。CRT栃木放送で告知。

http://bit.ly/t-gas

・とちぎテレビtwitterアカウント(@tochitele)の存在を告知、フォロワー激増。

■2011/3/19(土)

・Google避難所情報登録に栃木県が無かったため、Googleに栃木県も加えるよう提案。後日反映される。

http://shelter-info.appspot.com/maps

■2011/3/21(月)

・有志ボランティアにより、避難所・GS情報などをwikiやmixi等で共有するプロジェクトが開始され、当方も情報を提供。

■2011/3/25(金)

・栃木県内自治体twitterアカウントリストを、メディアジャーナリスト津田大介氏(@tsuda)に提供、津田氏のリストに追加される。

・e-とちぎスタッフにより、環境放射能情報を、地域SNSを通して、デジタルテレビに配信開始。

■2011/4/1(金)

・Facebookを開始。

■2011/4/7(木)

・全国の地域SNS連携で、学用品を被災地に届ける「村つぎ」プロジェクトに、e-とちぎどっとこむも参加。

■2011/6/15(水)・22(水)

・e-とちぎ他主催による「とちぎの震災と情報ネットワーク」開催。 http://bit.ly/t-shinsai

初級編では、コーディネーターとして、CRT栃木放送・とちぎテレビ社員らとレクチャーイベント。

応用編では、津田大介氏らとトークライブ。ustream中継により、1000名超の参加。

■2011/8/6(土)

・宇都宮市で行われた「ふるさつ宮まつり」パレードにおいて、全参加団体による復興支援曲を演奏。

■2011/9/11(日)

・CRT栃木放送&IBS茨城放送「It'sきたかんスペシャル・東日本大震災から半年~今ラジオに出来ること」に出演。

2013/8/15~ 諏訪湖花火大会集中豪雨

毎年8/15に長野県諏訪湖で開催される花火大会に、長男・次男と共に観覧しようと、松本駅から上諏訪駅に中央本線にて移動。移動中から天候が強雨に変わり、上諏訪駅に到着した際には既に豪雨。ほぼ同時に鉄道自体もストップ。

花火大会自体はその後当然中止となったが、人口5万人の街に50万人が集まるイベントであり、既に回線輻輳による通信規制・通話規制状態に突入。鉄道が再開してもいつ乗れるかも分からないし、駅外に出ても非難する場所すら確保できないだろうと推測し、ホーム上に留まることを決意。

結果、満員のホーム上に呑まず食わずで4時間以上留まり、帰途に。松本には翌深夜1時に到着。その後の情報で、上諏訪周辺もホテルや公共施設等が避難用に開放されていたとのこと。

なので、この災害では完全に情報弱者の被災側だったため、活動は出来なかった。当時の顛末はTwilogに残されている。

https://twilog.org/fujipon1973/date-130815

https://twilog.org/fujipon1973/date-130816

2015/9/9~ 関東・東北豪雨

2015年9月に発生した関東・東北豪雨では、自宅・職場周辺でも越水が起こるほどの雨であったが、栃木県内では、日光市・鹿沼市・栃木市あたりに大きな被害が出た。

9/9夜、鹿沼市某所で打合せ後、帰りの道すがら、停電や軽めの冠水、警官による手信号などを見かけるとほぼ同時に、エリアメールでの注意喚起。そこから一気に、豪雨モードに突入。この豪雨では、下流域にあたる茨城県常総市などの被害が甚大で、メディアでも大きく取り上げられたが、県内でも水害発生・死傷者発生・鉄道等の不通が出るなど、大きな被害となった。

今回の豪雨では、例幣使街道に沿った前述の自治体地域に、バックビルディング現象と思われる連続の雨雲群が発生していたのではと推測していたが、直後に開催された大学でのイベントの際に「Dagik Earth」を利用して、今回の豪雨の際の雲の動きなどを来場者に解説した。

2018/9/6~ 北海道胆振東部地震

2018/9/6に北海道で発生した北海道胆振東部地震。教育システム情報学会全国大会参加のため、2018/9/3~6の予定で札幌へ。往路は東北・北海道新幹線+高速バス。9/4の大会初日は何事もなく終了。しかし、その夜、台風21号が通過するという出来事があり、勢力は弱まっていたとはいえ、北海道まで到達するぐらいの規模だあったため、大会会場校でも倒木などが発生していた。

大会2日目は懇親会も開かれ、ホテルで就寝していると、深夜3時過ぎ(9/6早朝)、奇妙な揺れで目が覚める。当時はホテルの12Fだったため、揺れも長周期的に感じられ、初めは酔いが回っていると感じたぐらい。揺れもおさまり、特に部屋内に被害は無かったので、情報収集などをしていると1時間ほどでゆっくりと電気が落ち、停電状態に。いわゆるブラックアウトの始まりであった。

東日本大震災の時を思い出し、まずは電源確保!と考えたが、たまたま当時は、電池式・手回し式充電器を持っておらず、まずは電池式充電器と食料を調達しに、近隣のコンビニへ。10件ほど徒歩でコンビニを回り、食料は確保できたが、充電器はどこも売り切れ。みな考えることは同じである。この段階でセルフ節電モードに移行。スマホも最小限度の利用に留める。この時点で、またもや情報弱者側になってしまう。備えは肝心である。

この日はチェックアウト日。だがその時点で道外に出る手段はほぼ無くなっていたので、延泊がほぼ確定。だが、宿泊していたホテルも当然予約システムがダウンしているため、延泊可能かどうかも分からないという。かといって、どこも同じ状況だろうと思い、諏訪豪雨のとき同様、ホテルのロビーで待機することに。幸いにして、同じような待機客の中に電池式ラジオを流していてくれた方が居たことや、目の前が北大キャンパスであり、行く宛てもなく散歩する人々が多数居たため、比較的落ち着いた状況で待つことができた。当該地区は断水も起こり、水洗トイレが使えないので、近場の給水地点から汲んでくるバケツの水で流す、という手動水洗トイレで過ごしていた。

余談であるが、北大でも当然いくつか学会が開かれていて、その多くはこの日から中止していたが、一部の研究会は電気無しで出来る範囲で開催していた模様。折角集まったわけだし、どうせすぐに帰れないのであれば、ということであろうが、逞しき学術陣である。ちなみに、私の参加学会はこの日最終日であったが、中止となった。

夕方、通常のチェックイン時間になり、とりあえず手動手続ではあるが、空き部屋での延泊が可能となり、とりあえず宿は確保。部屋はまた12Fなので、当然、非常階段で上り下り。夜、食料調達の帰りに非常階段を上っている最中に電源復旧。停電から約19時間。駅に近い中心部だったためか、比較的、早めの復旧だった模様。

翌日9/7も交通手段は一部しか復旧しておらず、結局9/8に高速バスと新幹線で帰栃できることに。9/9に大学でのイベントを抱えていたため、ギリギリセーフ。この顛末もTwilogに記録あり。

https://twilog.org/fujipon1973/date-180904

https://twilog.org/fujipon1973/date-180906

https://twilog.org/fujipon1973/date-180907

https://twilog.org/fujipon1973/date-180908

今回も当然、情報ボランティア的なことはほぼ出来なかったわけであるが、多方面からご心配いただき、遠方に行く際には「災害には気を付けて」と呼ばれる所以ともなった。

2019/10/12~ 2019年台風19号

2019/10/12~13日にかけて関東・東北地方などを縦断した大型台風19号。2015年の関東・東北豪雨同様、自宅近辺では大きな被害に遭わなかったため、情報ボランティアを実施。

栃木県では10/12 19:50に大雨特別警報が発令、また、同20:00に宇都宮市全域に避難勧告、同20:20に田川・姿川流域に避難命令(緊急)が発令されるなど、避難の緊急性が一気に高まっていった。同日朝から市内55カ所に避難所が予め開設されていたが、夜に入り避難者が増え、満員の避難所が発生したり、追加避難所が開設されたりし始めた。宇都宮コミュニティFMミヤラジでは緊急放送に切り替え、各種情報を音声にて伝えていたが、それらを補完する意味合いも込めて、宇都宮市内の避難所一覧をGoogleマップで作成・公開した。

宇都宮市2019年台風19号避難所一覧

また、後日、被災・復旧状況を撮影した動画の配信も開始した。

2020/1~ 新型コロナウイルス

2019年末、中国に端を発した新型コロナウイルスの発症は、翌2020年1月、日本国内でも発症者が発生して以来、国内感染者が増加し、2/27、政府による全国一斉休校要請を受け、栃木県内にも大きな影響を及ぼすこととなった。以下、自身のアクティヴィティと共に経緯を記す。

■2020/2/27(木)

・政府より全国の小・中・高・特別支援学校への休校を要請。

・結果として、この日以降の音楽のレッスン関係は全て休止となる。

■2020/2/28(金)

・自身が代表を務めるさつきドリーマーズ第17回スプリングコンサートの中止を決定・発表。(中止は東日本大震災時の第8回以来)

■2020/3/15(日)

・前年に開催したさつきドリーマーズ第16回スプリングコンサートをYoutubeライブで配信。

■2020/4/7(火)

・7都府県に緊急事態宣言が発令。

・これを機に、栃木県内でも飲食店のテイクアウトへのシフト行動が顕著になり始める。

■2020/4/9(木)

・自身のSNS上で、栃木県内のバス運行情報を流し始める。

■2020/4/11(土)

・Facebook上に「栃木テイクアウト大作戦 コロナに負けるな」グループが作成される他、前後して企業や地域によるテイクアウト支援情報サイトが立ち上がり始める。

・前述の各サイトや各種SNSなどでテイクアウト情報が大量にアップされて来ていたため、webマップで閲覧・検索できるサイト「テイクアウトマップ栃木」を公開。http://bit.ly/totochigi

■2020/4/15(水)

・Facebookグループ「栃木テイクアウト大作戦 コロナに負けるな」モデレータ就任。